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NAGAMITSU-60MAXI


※写真の望遠鏡に付けてある天頂プリズム・接眼レンズ・架台三脚・フレキシブルハンドルは商品には含まれません。

注文をいただいた後、工場から取り寄せるため、4〜6日の納期を頂いております。


※ 店頭でご購入希望の場合、店頭在庫のない商品のため、ご予約が必要となります。

NAGAMITSU-60MAXI

価格:

30,742円 (税込)

購入数:
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NAGAMITSU-60MAXI(ナガミツ・ロクマル・マキシ)

specifications

☆対物レンズ

久保田光学製高精度アクロマートレンズ

銀箔分離

4面6層フルマルチコート(HTM SUPERコート:最高透過率99.8%以上)

対物レンズコバ塗り

有効径60mm

焦点距離1200mm

口径比 20.00

鏡筒内遮光環 3枚 ドローチューブ内遮光環2枚

鏡筒塗装色 アビエーショングレー(灰色)

☆付属品

鏡筒バンド一組

ビクセン互換アタッチメントプレート付き

削り出し覗き穴ファインダー

ビクセン互換アリ溝ファインダー台座付き

31.7mmアメリカンサイズ/36.4 p1mmねじ込み対応 ラック&ピニオン接眼部

ドローチューブ延長筒(光路長:53mm)

保証は長期3年間保証

工場から順調に出荷されて在庫が確保できるようになりました。予約なしでご購入いただけます。

 2011年のMURAMASA-60MAXI の発売以来、実に四年の歳月が掛かりましたが、ついに念願のNAGAMITSU 60MAXI60mmFL1200mm鏡筒の新発売に漕ぎつける事ができました。とりあえずは限定少量の生産となります。外装はアビエーショングレーと名付けられた航空機系のグレーをイメージした塗装色で、そのスリムな姿を際立たせました。

 アストロ光学、五藤光学、ケンコーなどにより発売された過去のF20鏡筒でした。よく見える鏡筒が多かったと言われる過去のF20鏡筒でしたが、それらの鏡筒を調べて見るとレンズのカーブが浅いため安定した研磨が難しく、一部メーカーのものを除いてかなりバラツキが多かった事が分かりました。それでもFが長い事に助けられ、見え味に大きな問題は抱えているものは少ない事も分かりました。

 しかしながら、恐らくは今後弊社以外では作られる事が無いと思われる口径比が1:20にも及ぶ長焦点アクロマートを生産するにあたり、私自身がレンズ製造時の要望は、精度の安定でした。短焦点のレンズを磨く事が多い昨今の望遠鏡のレンズに置いて、レンズカーブの浅い球面を磨く経験の少ない工場にこのようなカーブの浅いレンズを精度よく安定して磨くのはとても困難な事です。小岩井農場に設置されているF200の空気望遠鏡のレンズ研磨を成し遂げた久保田光学の久保田千尋社長の経験を生かし、研磨工場は久保田光学に依頼しました。

 また対物レンズの空気面すべてに、高価な6層のマルチコートを採用しました。これは、口径の小さなアクロマートで少しの光も無駄にしたくないことと、各面の曲率が極めて浅いD60mmFL12 00mmの対物レンズに置いては、F値の短いレンズ(曲率の深い)と比べても視界のコントラストの向上に透過率の高いARコートは極めて有効だという事も採用を決めたポイントでした。高い精度のレンズと高性能なARコートは、この限られた口径の対物レンズから性能を絞り出すために是非とも必要な事だったのです。

 また過去に作られたD60mmFL1200mmの対物レンズを同じような仕様で作っても面白くないというのもありました。当時のアクロマート対物レンズは下手をするとノンコート、良くてもMGF2の単層コートであった事を考えるとコーティングの効果も最大限盛り込みたかったのです。

 今回のNAGAMITSU 60MAXIを生産するにあたり、さらに見直ししたのは内面の艶消しと筒内迷光の処理です。弊社のここ数年に及ぶ大手レンズ専業メーカーへのコリメーター納入で培われた、筒内の迷光対策と艶消し塗料は独自にブレンドされ社外秘のレシピで、今や某施設系光学メーカーの光学機器の内面塗装に使われているものです。(ラプトル50をはじめとする弊社製望遠鏡にはもう二年以上前から使われています。)今回その塗料を、鏡筒内面やレンズの側面にさらに入念に塗装することにより、光路上に配置された5枚の遮光環との相乗効果で筒内の反射は少なく、筒内を覗き込んでも誰もがびっくりするほど迷光や筒内反射が抑えられています。

 とにかく丁寧に丁寧に一本一本仕上げていますので。一ヶ月で組み立て出来る本数は30台以下です。各工程のスペシャリストが本当に丁寧な作業をし、それを積み重ねて一本の鏡筒を作りあげています。

 税込3万円を切りたかったのですが、どうしても切ることはできませんでした。塗装工程の一部と検査項目を少し省くことで3万を切る事はできましたが、考えに考え抜いた末、一つの妥協もしたく無かったのです。その結果が3万円を超える価格設定となってしまいました。

 自分自信、この望遠鏡を時間がかかったにせよこの世に出せた事、とても感謝しています。そして幸せも感じています。これは会社や従業員、取引先に無理を強いる事でした。弊社としては、台数の上がる他の企画など優先すべき仕事が沢山ある中で、今回はレンズ研磨工場、組み立て工場、自分の会社、社員たちにわがまま聞いて貰いました。

 自分として何がしたかったか。いずれED鏡筒などの構想もある中で、アクロマートでどこまで出来るのか、EDだから良く見えるのではなく、アクロマートでもEDでも、ちゃんと作られたものは良くみえる事を再確認し、弊社のカスタマーにもそれをはっきりした形でお見せしたかったのです。ここでちゃんとした礎を築く事、望遠鏡メーカーとしてこれからやって行くなかで、重要なマイルストーンであると考えています。まさにアクロマートの頂点、此処を経ずして次のステップは考えられないのです。

 そういう意味で、ちいさなちいさな見る人によっては取るに足らない望遠鏡かもしれませんが、どうか少しでも多くの方にお買い上げ頂き、この望遠鏡を通して宇宙を覗いて頂きたいと考えています。

株式会社 スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇

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